標高2,150m
日本一高いところに
あるという露天温泉
に行ってみた

2004 Mar


 
出かける

朝6時過ぎ中央道へ。珍しく霧がでていた。

初狩のサービスエリアから、富士山が見えるかと思ったのだが、残念ながら姿は見られず。
しかし、なんで富士山を見ると、なんとなく有難い気分になるのだろうか?

 
上る
中央道を須玉で降りる。国道141号を北上。清里から野辺山高原を経て、松原湖へ。さらに奥、稲子湯に向かって、途中で左折。四駆モード全開で本沢温泉入り口ゲートに到着。左折したあたりから、昨夜降った雪がついた樹の枝がさんさんと降り注ぐ日光に照らされて、キラキラと光っている。月並みな言い方ですが、まるで宝石のようだった。装備を整え、ゲート入り口から10時過ぎに出発。快晴。サングラスがないと眩しすぎる。上りが超苦手な私は、10歩進んでは休み、ぜいぜいいっては休みと、亀の歩み。雪上に残る四足の足跡を愛でたり、小鳥の囀りに耳を傾けたり、南アルプスを眺めたり。それでも途中休憩1回で、なんとか2時間後に本沢温泉宿に到着。

   

 
入る
宿は木造。凍えそうなほど寒い。発電機で電気を作るから、昼間は電気は消えている。ストーブは切ってある。お昼をまわったばかりで人はまだいない。外に出て日差しの下、おにぎりをほおばる。凍える宿で水着に着替え、そして2150mのところにある露天温泉へ。
 
こんなところにある。谷自体かなり硫黄くさい。入るまでは極寒、入れば極楽。

  
絶景かな。絶景かな。体が温まると、心も温まる。

 
食べる
  

そして、雪小豆練乳入りで、一息いれながら、長湯だあ。
ちょっと熱いくらいのお湯に、雪小豆を一口。いやあ、合うんですよ。
これが。

 
愛でる
 
でる
 

出るときは、体があったまっているのでそれほど寒くないのです。

そして、体が硫黄くさくなっていることに気づくのです。はい。

靴履くのが一番面倒。

 
観察する
  4つ足動物の足跡。誰だろう?
 
飲む・寝る・起きる

山小屋に戻ると、高校生ご一行11人が到着済み。ストーブもついて小屋内は多少暖かくなっているが、煩そうなので、個室に移動。
豆炭が配られて、それをかかえながら、ワインとチーズで駄弁る。標高2100m前後。17:45分夕飯。それまでにすでにいい加減な酔っ払いが2人できあがっていた。
夕飯を食べると、極寒のトイレに行き、そのままバタンキュー。心拍数上昇したまま。
豆炭の威力は凄い。夜中は暑くなって毛布を剥ぐ。何度も目がさめる。喉が渇く。水もお湯もポットにコップ2杯分ほどしか残っていない。ゼリー状のカロリーメイトで一口飲んではごまかし、を繰り返す。動悸がする。標高高いのに飲みすぎた。と反省しながらまた寝ようとする。というのを繰り返しで、朝になる。動悸は治まった模様。
朝食7時、お茶が美味しかった。

 
下りる
  

下りは早かった。

それでも、降りてから、のんびりお茶していたら、後から下山してきた宿の親父達が、追いついて、さっさと雪上車とJimnyで出かけてしまった。

  蛍の光、窓の雪♪

我等がJimny も健在。
ただし、お茶のときにちょっとしたアクシデントで負傷。

 

 
歩く
 
途中で使わなかった、カンジキをとりだして、カンジキウォーク。簡単装着。快適歩行。新雪で遊べば楽しそう。
 
四角いので、ちょっとかかとがひっかかる、というコメントも。
  だべる
 

途中で、別の温泉に入る。山で冷えた体を温めなおす。

野辺山高原の知人宅を突撃訪問。お茶を頂きながら駄弁る。

  とらぶる
 

清里下まで降りてくる。雪やまず、嫌な予感。案の定、道の駅に放置駐車しておいたボローラ、雪で埋まっている。

がーん。

しかし渡る世間には親切な方がいるもので、なんと使わなくなったタイヤチェーンを譲って頂く。わざわざ家まで取りに帰って頂いた上に、さらに装着実習までして頂く。本当に有難いことだ。

佐久地方は大雪警報、中央道も勝沼から先チェーン規制!。。。。。※中略。。。。。。
それでも、シンデレラになるまえに都心着。

本当にいろいろあった温泉雪、じゃない行きでした。

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